サルトル知の帝王の誕生

「世界という魔界」と「全知への野望」

朝西柾

1998年11月30日

新評論

2,200円(税込)

人文・思想・社会

かつて日本の知の天空を、一人のフランス人が支配していた時代があった。「支配」というのが言いすぎなら、知的であることを自任するすべての人間に対して、彼が圧倒的な迫力で存在していた時代と言い換えてもよい。彼が君臨したのは、敗戦直後の1946年ごろから70年安保までのおよそ四半世紀。それは、さまざまな意匠が現れては消えるのを常とするこの国にしては、かなり長い時間だったと言えるだろう。その間、日本のインテレクチュアルたちは、世界で「事」があるたびに、彼がどんな反応をするかに注目せざるを得なかった。そのフランス人の名前はジャン=ポール・サルトル。

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