小さな本の数奇な運命

シリ-ズ愛書・探書・蔵書

アンドレ-ア・ケルバ-ケル / 望月紀子

2004年2月29日

晶文社

1,540円(税込)

小説・エッセイ

一冊の本が、古書店の片隅で買い手が現れるのを待っている。ヴァカンスまでに売れなければ廃棄処分、と宣告されて。ちょっと身につまされる本の独白。60年前、新刊書店に並んだときの晴れがましさ。初めて女性の手でページをめくられたとき。本棚の隣人たち。売れる本への嫉妬。リサイクルされて段ボールになる恐怖-。“ぼく”=本は生きていて、浮き沈みもあれば、感情もある。伝えたいこともいっぱいある。テレビ、コンピュータ、携帯電話が登場したショックも生きのびたんだ。まだまだやれるよ。

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