四日間の奇蹟

宝島社文庫

浅倉卓弥

2004年1月31日

宝島社

759円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

第1回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞金賞受賞作として、「描写力抜群、正統派の魅力」「新人離れしたうまさが光る!」「張り巡らされた伏線がラストで感動へと結実する」「ここ十年の新人賞ベスト1」と絶賛された感涙のベストセラーを待望の文庫化。脳に障害を負った少女とピアニストの道を閉ざされた青年が山奥の診療所で遭遇する不思議な出来事を、最高の筆致で描く癒しと再生のファンタジー。

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みんなのレビュー (6)

onochin

息切れと言うより…

starstar 2.0 2023年10月30日

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もこりゅう

定番ともいえるベタ設定をうまいこと利用して、うまいこと組み合わせた作品。

starstarstarstar 4.0 2023年10月23日

 主人公の指をなくしたピアニスト、サヴァン症候群の天才少女、これだけでも「レインマン」ばりの面白さにもかかわらず、そこに素敵な女性が現れて、しかも実は彼女は主人公に恋焦がれていた、という設定だからもう大変。しかも、さらにさらにまさにタイトルどおりの「四日間の奇蹟」。これらの定番ともいえるベタ設定をうまいこと利用して、うまいこと組み合わせた作品。  脳と心って、どうなってるんだろうねぇ。昔のエジプト人は、脳ってのは、鼻水を作る臓器と考えていたという。なので、ミイラには脳がない。そのころから、心ってのはやっぱり心臓の辺りにあるもの、って考えられていたのかなぁ。もしくは、実態のない何か?死んだ後の体重は、死ぬ前の体重よりちょっと軽くなる、というのもよく聞く話。実際、モノを考えているのは脳なんだろうけど、なんで物質のカタマリである脳がいろいろ考えたり感じたりすることができるか、なんとも不思議ですなぁ。。ただ、ニューロン間のシナプスで電気信号により伝達物質が受け渡されるだけなのに。。と、いったことを考えさせられる作品でもあり、話の構成上、実は奇蹟が起きていたわけではなく、単に解離性同一性障害である可能性も示唆されている辺りもこの作品をSFファンタジーに終わらせない要素である。

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taboke

(無題)

star 1.0 2021年12月20日

グイグイと読める。

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onochin

息切れと言うより…

starstar 2.0 2020年12月26日

このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る

taboke

(無題)

star 1.0 2020年01月08日

グイグイと読める。

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Readeeユーザー

ミステリーというかファンタジー

starstarstar
star
3.5 2018年08月09日

「このミステリーがすごい!」の大賞金賞受賞作ということだったので、事件が起き推理をしながら物語を進めていくのかと思いきやファンタジーでした!? でも読んだ結果、ものすごく感動しました! 脳に原因不明の障害を負った少女とある事件でピアノが弾けなくなってしまった男性。 その二人がとある診療所に訪れ不思議な魅力を持った女性に出会う。それに関わる人達との出会い。 中盤前あたりまでは、黙々と話を進めて読んでいたのですが、中盤以降どんどん物語に引き込まれてしまいました。 四日間の奇蹟というタイトル通り、読後とても暖かい気持ちにさせてくれました。

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