新しい民俗学へ
野の学問のためのレッスン26
小松和彦 / 関一敏
2002年11月30日
せりか書房
2,530円(税込)
人文・思想・社会
初発の民俗学は、足もとから世界を見る方法を鍛えてきた。二〇世紀の加速する世界情勢の中で「貧困」と「神」を同時に語りうる知的実験をかさねてきた。そのために必要だったのは、どこまでも歩いて問う方法と、見て聞いて読んで考えて表現する豊かな日本語の力だった。今、さらに新しい時代の入口に立って、学問の初心とは何か。「新しい民俗学」とは何か。本書は26の鍵となる言葉のレッスンをとおして、より深い民俗への問いを発見するこころみである。
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