数学ガール

結城 浩

2007年6月30日

SBクリエイティブ

2,200円(税込)

小説・エッセイ / 科学・技術

心ときめく数学の世界をあなたに。 2002年から結城浩のWebで公開されてきた「数学ガール」。 読者からの熱いエールが本書の企画を動かしました。 本書は、三人の高校生が数学の問題に挑戦する物語。 題材は「素数」「絶対値」という基本的なものから「フィボナッチ数列」「二項定理」、 「無限級数」や「テイラー展開」、「母関数」まで多岐にわたっています。 読み物形式でありながら、取り扱う数学的内容は本格的。 数学クイズが好きな一般の方から、理系の大学生、 社会人まで幅広い読者に楽しんでもらえる数学物語です。 数式が苦手でも大丈夫。登場する高校生自身も数式で悩み、 ああでもない、こうでもないと読者と思いを共有します。 数式が追えなくても「旅の地図」と称した概念図で読者さんの理解を助けます。 《数学は、時を越える》をテーマにおいた本書は、 本格的な数学の奥深いおもしろみをすべての読者に提供するでしょう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ●登場人物紹介 「僕」 高校二年生、語り手。 数学、特に数式が好き。 ユーリ 中学二年生、「僕」の従妹。 栗色のポニーテール。論理的な思考が好き。 テトラちゃん 高校一年生、いつも張り切っている《元気少女》。 ショートカットで、大きな目がチャームポイント。 ミルカさん 高校二年生、数学が得意な《饒舌才媛》。 長い黒髪にメタルフレームの眼鏡。 母 「僕」の母親。 瑞谷女史 「僕」の高校に勤務する司書の先生。 ---------------------- あなたへ プロローグ 第1章 数列とパターン 第2章 数式という名のラブレター 第3章 ωのワルツ 第4章 フィボナッチ数列と母関数 第5章 相加相乗平均の関係 第6章 ミルカさんの隣で 第7章 コンボリューション 第8章 ハーモニック・ナンバー 第9章 テイラー展開とバーゼル問題 第10章 分割数 エピローグ

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長江貴士

書店員

結城浩「数学ガール」

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0
2019年12月27日

みんなのレビュー (1)

古今東西の本棚

(無題)

starstarstar 3.0 2022年05月15日

数学が好きな高校2年生の「僕」が、数学をテーマに女の子二人に振り回される話です。高校2年生が学ぶ数学を前提に書かれていると思うのですが、数学が苦手だった私には、三角関数、Σや階乗がどんなものだったか思い出すのがやっとで全然ついていけませんでした。数学がわかるようになりたいなぁ。数学ガールはシリーズになっているのですが、私には数の悪魔くらい噛み砕いた本を読むのが良いのかなぁ。第2巻のフェルマーの最終定理を読むのがためらわれます。

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