
晴れた空にくじら(2)
GA文庫
大西科学
2009年1月31日
SBクリエイティブ
660円(税込)
ライトノベル
「雪平、撃っていい?」「ああ、うん」海抜高度一七四〇メートル。雪平たちを乗せた浮船“峰越”は、日本海上空に浮かんでいた。奉天を飛びだし、命からがら祖国へと帰り着いた“峰越”とその乗組員たちは、いまや何の因果か日本鯨軍の防空隊に組み入れられ、約千メートルの距離を隔てて、ロシアの巡鯨と対峙しているのだ。「て」自分に短く号令をかけて引き金を引くクニ。長く煙の尾を引いて、敵鯨に飛んでいく鳥雷。それは、彼らにとっていまいち現実感の薄かった戦争が、本当の意味で始まった瞬間だった。戦火に燃える空で、ちっぽけな浮船は生き延びることができるのか。
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