伝わる言葉に“文章力”はいらない

ベテランコピーライターの誰も教えてくれなかった文章術

宮澤 節夫 / 坂木 浩子

2017年3月16日

SBクリエイティブ

1,430円(税込)

語学・学習参考書 / ビジネス・経済・就職

●伝わる文章に「文章力」はいらない 社員各位 ご存知のように、最近、得意先との間で情報ミスのトラブルが何件か発生しています。このままでは大切な顧客を失うことになります。社員全員が、情報ミスを起こさないよう心がけることが重要です。 あなたは文章の良しあしを何で判断するでしょうか? 実は、上記の文章は悪文の典型。文章の意味は取れるけれど、 この文章を書いた人が望んでいることを、読んだ人は実現するでしょうか? 逆、ではないでしょうか? 実は伝わる文章を書くには、「考え方」のコツが必要なのです。 本書では、多くの人が「大切だけどやっていない」伝わる文章のコツを紹介します。 ●「9マス」で伝えたいこと、相手に思ってほしいことを整理する 方法は簡単。本書で紹介する3×3の図で、 伝えたいこと、相手に思ってほしいことを整理するだけ。 すると、相手にささる1文が生まれます。 企画書やプレゼン資料、リリース、チラシなどの仕事上の文章から、 メール、ライン、SNS、ツイッターなど、短い文章で伝えるケースまで 幅広くお使いいただけます! 第1章 あなたは空気に向かって文章を書いていないか 1.「伝える」ではなく、「伝わる」を考えよう 2.キレイな文章ではなく、人を動かす文章を書こう 3.「伝わる」文章づくりのための3つの前提 1 だれだって仕事の文章など読みたくない 2 書ける文章はひとつだけではない 3 文章の目的は読み手の頭の中を変えること 第2章 「動かす」ための文章講座1 なんのために文章を書くのか 1 あなたはなんのために文章を書くのか … 文章の目的3つ 2 「伝えたいこと」を整理しよう … 表現要素を戦略的に整理する 3 3つの文章を書いてみよう 第3章 「動かす」ための文章講座2 相手にどう思ってほしいのか 1 相手の「反応」を考えよう 2 マトリックスで文章を考える ※ここで、登場人物としての「聞き手」が文章を書けているとよいと思うのです。 ※ライオンとP&Gの例などは入っているほうが面白いと思いました。 第3章 読み手を引き付ける方法 ・3つのアプローチ 新規性・自分のことだと思ってもらう・共感 ・フレーズづくりの5つの考え方 目的・あれもこれも言わない・独自性は具体性で・相手の本音・裏付け ・言葉を上手に使う 話す言葉と読む言葉・含蓄を利用する・言葉選び ・どんなトーンで文章をまとめるか ・効果的な文章の組み立て方 第5章 目的別×アプローチ文章例 事例1:自己紹介 事例2:メールで仕事の依頼 事例3:Facebookで簡単な宣伝 事例4:会社案内のイントロ 事例5:顧客への詫び状 事例6:イベントへの招待

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(無題)

starstarstar 3.0 2021年06月10日

多くの人は文章を読みたくない ほとんど読んでいない 書き方は何通りもある 伝えるより伝わるが基本 読み手にとって重要なこと、問題解決になること、興味がありそうなことを書くという視点が大切 「何が言いたいんだ?」 こんな問題がある、これでは大変だ、こうした方がいいんじゃないか、何が言いたいのかよくわからない、誰に何をして欲しいのかわからない 文章のそもそもの目的は何か? 〇〇のお知らせ→〇〇をずっとやりたかったのでぜひやりませんか? 相手にどんな行動を起こしてもらうか、つまり目的を定める 関心を高めてもらって、行動を起こしてもらう 知りたいことを1番最初にダイレクトに明確に強調する 相手にどんな価値を与えられるのか、読み手の身になって考えて、その価値を文章の切り口にする 知ってもらうときはストレートに、関心を高めてもらうときは、相手との関わりを考えてみる 共感してもらう 絶好のタイミングだと思わせる 行動は簡単だと思わせる メリットがあることがわかるように書くことが重要 初めて知ること、驚きがあること、意外なこと、相手にとって重要な意味を持つことなどを盛り込む 事実は価値とともに伝える 良いものです→〇〇だから良いものです→さらにこんないいことがありますと言う価値を増やす 大げさなもの、根拠がよくわからないものはスルーされるので、謙虚にかつ具体的に理由を言う 相手の本音をつつく刺激の言葉を入れる どんな本音があるか探り出す 事実、メリット、本音の中で興味を惹きつけるものを選ぼう 目的が異なれば伝えるべき要素の重要度や優先順位が変わり、文章の組み立て方も変わる 切り口を見つけて、要素を並べ替えて、伝えたい情報の魅力をアップさせる 幸いなことに、したがって、嬉しいことになどストーリーを作るつなぎの言葉を利用する 文章は書いた後「働いて」はじめて相手に届く 客観的な意見と主観的な意見をまぜこぜにしない 考えています、思っていますを別の言葉に置き換える 類義語を使いこなす ありきたりの表現を別の表現に! 未来や過去を具体的な期間で書く 改行する、段落を作る、段落の間に開きを入れる、文字を詰め込まないなど読ませる工夫を考える

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