
日本刀
別冊宝島
2015年1月16日
宝島社
880円(税込)
人文・思想・社会 / ホビー・スポーツ・美術
本書では、長い歴史のなかで日本人が大切にしてきた名刀を、ビジュアルとともにわかりやすい文章で紹介しています。江戸時 代、『享保名物帳』にまとめられた、天下三作の「藤四郎」「正宗」「江義弘」の名刀や、愛称である「号」を持つ名物刀剣。そして、 室町時代の刀の「映り」を7世紀ぶりに再現した、現代の刀匠・河内國平氏の刀神の技など、今も作られていることに外国人が 驚くという現代刀までを紹介。「実物大の名刀」では、秀吉・家康へと継承された「南泉一文字」をそのままの大きさで楽しめるポ スターも付いています。また『利休にたずねよ』で直木賞を受賞した山本兼一氏の生前インタビューから、氏が語る日本刀の品格 にも迫ります。さらに、日本刀を愛した高倉健さんの追悼記事も掲載しています。 多方面から、日本刀の魅力、そして日本刀にみるニッポンの心を感じていただける一冊です。 【第壱部】名刀を詠む ●天下三作 『享保名物帳』で取り上げられ、天下三作として後の世にも名を残す、「藤四郎」、「正宗」、「江義弘」 の作品を紹介。 ●名刀列伝 多くの人に愛された刀には親しみを込められて呼ばれた名『号』がある。その号に秘められた名刀の逸話から刀を解き明かす。 「大般若長光」、「獅子王」、「ソハヤツルギ」など ●刀を感じる 戦国時代以前の日本刀を年代順に1つ1つの刀の特徴、味わいを感じながら鑑賞する。 「銘 国光」、「古備前助包」、「古波平」、「備州長舩康光」、など ●刀と神社 戦の際に戦勝祈願に刀を奉納するなど昔から刀と神社は密接な関係にあった。 大山祇神社、厳島神社、富士山本宮浅間大社、熱田神宮、石切劔箭神社、日光二荒山神社、 三嶋大社と関わりのある刀とその逸話から人を切る道具だけではなかった刀の精神的な部分を読み解く。 【追悼企画】日本刀と高倉健 日本刀を愛し、人に送ることもあったという高倉健さん。逸話なども交えながら、日本刀のどこに惹かれたのか迫る。 ●原寸大の名刀 重要文化財である猫を真っ二つに斬ったといわれる「南泉一文字」。 原寸大で日本刀の重厚感を味わう。 【コラム】斬れ味伝説 世界に誇る高い斬れ味を備えている日本刀。 その中でも語り継がれる斬れ味を持つ刀を紹介。 水神を斬りふせたといわれる「備州長舩兼光」、敵の篭手を切り落としたといわれる「籠手切正宗」を紹介。 ●日本刀用語辞典 鑑賞する際に、より一歩進んで日本刀の世界に入りたいと思ったときに役立つ基本的な用語辞典。 ●刀を感じる 古い時代とは違い、洗練美に富んだ刃文の面白さがある江戸時代の日本刀。 より刀工の個性が表れたその特徴を学び、味わう。 「脇差 長曽祢興里虎徹入道」、「津田近江守助直」「脇差 源正雄 安政四年八月日」など ●拵を詠む 日本人の美意識を象徴している日本刀の拵。登城する際に帯びた質素ながらも上品な美しさのある拵や、 遊興の場で用いられたと思われる洒落た風情の拵など、それぞれの持ち主が工夫を凝らした個性のある美しさを鑑賞する。 【第弐部】刀を創る 職人たちの匠の技の集結によって1振りの日本刀が出来上がる。正宗賞を受けた刀工“河内國平”さんをはじめ、 現代にも引き継がれていく職人の匠の技に迫る。 【第参部】刀を知る 時代によって移りゆく刀の形容をはじめ、時代を象徴する刀を紹介。 「直刀 無銘」、「太刀 銘 安綱」、「太刀 銘 友成作」、「刀 無銘 伝正宗」など 全国に散らばる代表的な流派をはじめとした「日本刀の地図」を掲載。
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