カレイドスコープの箱庭
宝島社文庫
海堂尊
2015年7月4日
宝島社
715円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
閉鎖を免れた東城大学医学部付属病院。相変わらず病院長の手足となって働く“愚痴”外来・田口医師への今回の依頼は、誤診疑惑の調査。検体取り違えか診断ミスかー。国際会議開催の準備に向け米国出張も控えるなか、田口は厚労省の役人・白鳥とともに再び調査に乗り出す。「バチスタ」シリーズ真の最終章!豪華特典として書き下ろしエッセイ「放言日記」と桜宮市年表&作品相関図も収録。
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トリー&グッチー最後の事件
カレイドスコープの箱庭は、東城大の現代のシリーズの最後の事件になります。トリー&グッチーが今度は病理医が関わる疑惑に迫ります。検体の誤診なのか、検体の取り違えなのか、どちらにせよ術中に医療ミスが起き患者が死んだ。この手術は医療ミスかもしれないという手紙が、東城大からの内部告発によって、遺族に送られたことから話がややこしくなり、愚痴外来ことグッチー、リスクマネジメント委員会委員長・Aiセンター長などと色々役を仰せつかっているグッチーですが、実は電子カルテ導入検討委員長も兼任していました。本人も忘れていたのですが、田口先生が原因解明のため医院長の命のもと調査に乗り出します。厚労省のトリー、白鳥さんも合流し、東城大の名誉回復及び原因の判明に翻弄します。犯人は実に意外な人物。人間は権力に魅了されるのは昔から変わりませんね。一生懸命働いている医療現場の方が報われるように、今回もトリーに頑張ってほしいなと思います。 カレイドスコープとはギリシャ語で”美しい景色を見る”ということだそうです。そのせいか本のキーグッズとして万華鏡が使われます。
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