明治維新という幻想

暴虐の限りを尽くした新政府軍の実像

歴史新書y

森田健司

2016年12月31日

洋泉社

1,045円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

平和で豊かな江戸文化・道徳を否定した明治新政府軍は、非道な方法で戊辰戦争を勝ち抜いた。開明的で希望あふれる“明治の世”を目指したという彼らの正体を、民衆が作った「諷刺錦絵」や旧幕府軍側の視点を通して検証する。

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Readeeユーザー

明治政府のプロパガンダ

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3.4 2019年11月18日

江戸時代の庶民文化を分析することにより明治維新を批判的に検証。江戸幕府にシンパシーを感じ、明治政府に批判的な庶民の視点で書かれた幕末の錦絵の解説が非常に面白い。かねてより「明治150年」キャンペーンによる明治維新讚美の近年の傾向に違和感があり、薩長史観の見直しをしたいと思ってたがそういう観点から読むと説得力がある。

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