ドイツ人の村

叢書《エル・アトラス》

ブアレム・サンサール / 青柳悦子

2020年4月25日

水声社

3,300円(税込)

小説・エッセイ

前途有望な兄ラシェルの突然の自殺に見舞われた弟のマルリクは、遺品として兄の日記を手渡される。日記をめくるごとに明らかになっていく兄の心境と自殺の動機、そしてナチスに加担した過去をもつ父親の存在…。人がもつ孤独の闇と、それでもなお人を信頼する希望の光を、シラー兄弟の日記を通して重層的に物語る傑作長編。

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