運命の謎

三浦清宏

2021年9月24日

水声社

2,750円(税込)

人文・思想・社会

小島信夫と歩んだ文学人生 異才の小説家・小島信夫の導きによって文学と生き方に目覚めた著者が、高度成長期の活況、小島との出会いと居候生活、小島文学誕生の舞台裏、みずからの文学修行と見えない世界への関心、そして「長男の出家」での芥川賞受賞にいたる〈出来の悪い弟子〉の道のりを豊かに語る。 *** 私は懐かしい、楽しい気分で仕事をした。しかし話す内容を原稿として書いているうちに、これは単なる回顧録ではない、小島信夫という人物を通じて、自分がどう変わっていったか、どういう影響を受けたのか。それにはどういう意味があり、どう評価すべきなのか。いったい、自分にとって、小島信夫とは何者だったのか。そう考えるようになってきた。(「あとがき」より) 1 運命の出会い 序章 話の発端(私の芥川賞授賞式における小島さんの一言) 第一章 アメリカ・アイオワ大学での出会いと当時の小島さん 第二章 帰国、小島さんと再会 第三章 小島家に下宿してから出るまで(小島さんの再婚、私の結婚) 第四章 出来の悪い弟子(1)--「自分を書く」ことに迷い、坐禅や心霊研究に走る 第五章 出来の悪い弟子(2)--小島文学の最盛期と私の芥川賞受賞 2 小文 「自分」を書け 小島信夫の文体・覚え書ーー「アメリカン・スクール」から「返照」を経て 小島さん、済みませんでした 交霊会の小島さん あとがき

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