実話忌譚 怪口伝

竹書房怪談文庫 HO-599

緒方あきら

2023年2月27日

竹書房

781円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会 / 文庫

体験者の口から語られる生の恐怖を記録し続ける著者が、2020年9月〜2023年1月に取材した膨大なデータの中から特に忌まわしきものを厳選して収録。殺人事件のあった千葉の廃墟ホテルを訪れた男たち。建物を出た後、それぞれの手に身に覚えのないものが…「四人居た」、お盆に墓参するたびに妙な場所で骨壺を見つけてしまう女性。骨壺に呼ばれているような気がするのだが…「墓参り」、画廊で熱心に絵を見ていた女性。女性が帰った後、絵に異変が…「展覧会の夜」、子供部屋の柱に刻まれた背比べの印。5歳で死んだ弟の記録がなぜか年々更新され…「友人宅の柱」、海で死んだ漁師の火葬。遺灰から幼子の頭蓋骨が出てきて…「蓮の入れ墨」ほか、全41話収録。

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