アーラヤ的世界とその神

仏教思想像の転回

津田真一

1998年7月31日

大蔵出版

7,700円(税込)

人文・思想・社会

空の仏教学からプルシャの仏教学へ。「空が仏教、有は外道」なのではない。有が空なのである…。近代主義の虚妄を排して仏教本来の有の世界観を再建し、進んで世界の有をその「身体性と生命」とする仏教の隠れたる神、そしてわれわれ現代人の人間すべてに開かれた「開放系の神」としてのプルシャの思想を提示する。現代仏教学のターニングポイントを画する待望の書。

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