アネモネ
失われた赤
竹内照菜
2009年12月31日
竹書房
680円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
「おまえ、俺のこと好きだろ?」-決めつけるような科白とふいうちのキス。不遜で傲慢きわまりない銀髪の男は、けれど耳だけを赤く染めて、赤いアネモネを押しつけると走り去った…。母子家庭で苦労して育ちながらも、明るく純真な心を失わない佐倉理久。ハーフゆえの恵まれた容姿を持ち、裕福な家庭で何不自由なく育った水無瀬威琉。何一つ重なることのない二人が花屋で出会い、運命の恋が始まる。甘く、切なく、狂うほどに心を抉りつづける生涯一度きりの恋が…衝撃の激愛4部作、鮮烈なる幕開け。
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