春が来たら、桜の花びらふらせてね。

野いちご文庫

涙鳴 / 花芽宮るる

2018年2月28日

スターツ出版

660円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

限られた人以外の前では言葉が出なくなってしまう“場面緘黙症”の冬菜は、誤解され、イジメられた経験に苦しみ、ひとりでいたほうが楽だと思っていた。しかし、入学した高校で明るく人気者の夏樹と出会う。夏樹は冬菜が話せないことをなぜか知っていたが、気にせず話しかけてきて、春には桜の花びら、夏には朝顔など、いろいろな贈り物をする。冬菜は夏樹に心を開いていくけど、夏樹はたまに苦しい表情を見せる。じつは、冬菜に言えない過去を抱えていて…。心がちぎれそうな恋に大号泣!!

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