21世紀のOR
「最適化の時代」の旗手
今野浩
2007年9月30日
日科技連出版社
1,980円(税込)
ビジネス・経済・就職
「オペレーションズ・リサーチ」(OR)は第2次世界大戦後に急発展したが、計算上の制約から実用的問題に十分対応できなかったことや、NP完全理論の呪縛により、1970年代に大きな曲がり角を迎えた。しかしその間も、多くの優秀な研究者たちが難しい問題群を解くために力を注ぎ続けていた。そしてその努力は、1990年代以降急速に整備された計算環境とデータ・ベースによって結実し、ORは「最適化の時代」の担い手として復活を遂げた。本書は、この嵐のような40年間を通り抜けてきた筆者が、“美しい理論は必ず役に立つ”という確信を手にするまでの物語を、個人的体験をベースに綴ったものである。
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