京都呪殺
時代小説文庫
火坂雅志
1994年1月31日
富士見書房
641円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
“鬼気満つる夜に鬼みて鬼みてこの世の果ては地獄と知りつつ”。「あっ、最澄の独鈷杵に彫ってあったのと同じ和歌が…」桓武天皇が都の平安を願って行った魔界封じが何者かに次々と壊された。京の鬼門を守る黄金の独鈷杵も奪われた。平安京を闇から救うため、至高の拳法・明月五拳を修得した歌人・西行が闘いに挑む。大師、大将軍、帝王の和歌に隠された謎の背後に都転覆の企が…。大型新鋭が放つ会心の伝奇小説。
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