
うれしの荘片恋ものがたり
ひとつ、桜の下
富士見ミステリー文庫
岩久勝昭
2006年6月30日
富士見書房
616円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
桜の森の奥、彼女は震えていた。切りそろえられた前髪に、花びらをほつれさせて。その姿を見た瞬間、僕はー。立花山学園の一隅に佇む木造学生寮・うれしの荘への入寮日、僕・甘利直志は本多瀬名さんに出会い、恋に落ちた。彼女も新入寮生だった。ワガママで横暴な従姉妹・鷹姉が寮長だから、甘い生活なんて考えてなかったのに、本多さんと始めた寮生活は、心がざわめくことばかり。本多さんは、窓際の席が嫌いらしい。何かを決意してこの寮に来たらしい。感動すると、ぱんっと手を叩くクセがあるんだな。…可愛いな。なぜか鷹姉に邪魔されてばかりだけど、僕は彼女に見つめられるたびに胸を高鳴らせ、彼女を知るたび深い喜びに浸される。もっと本多さんを見つめていたい。本多さんのことが知りたい。僕は本多さんという女の子の謎を解きたい。そして、彼女を笑顔にしたいんだ。
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