〈骨牌使い〉の鏡

Fantasy essential

五代ゆう

2000年2月29日

富士見書房

2,530円(税込)

小説・エッセイ

そこは“祖なる樹木”と“旋転する環”によって生まれた十二の“詞”によって語られた世界。“詞”はたがいに響きあい、その調和によって世を存続せしめる。それを見守り、“詞”そのものをまとめるのが“骨牌”の王国・ハイランドの王であり、その補佐たる十二人の“骨牌”たちである-。河口の町、ハイ・キレセスに住む市井の占い師・アトリは、“斥候館”の女主人、ツィーカ・フローリスの寵愛を受けている。館には年少の友人、モーウェンナがいて深い愛情に満たされてはいるが、亡くした母の面影を追いながら毎日を過ごしていた。館の“花の祭り”当日、“骨牌”を使った占いの最中、アトリを襲った悲劇がすべての物語を語りはじめる。運命的に出会った青年、ロナーに告げられた言葉-「おまえは“十三番目”なんだ」。“十三”は世界に大きな変動が訪れるとき現れるという。折しも“詞”に反逆する“異言者(バルバロィ)”たちが蠢き、世界の均衡は崩れはじめていた…。“異言”の悪意がアトリを襲う-。“骨牌”に翻弄される少女の数奇な運命を描く幻想叙事詩。すべての物語は語られつくす-。ハイ・ファンタジーの大傑作登場。

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