祭祀と供犠

日本人の自然観・動物観

中村 生雄

2001年3月20日

法藏館

3,520円(税込)

人文・思想・社会

西洋の動物供犠との対比から日本の供養文化を論じ,日本人の多様な民俗と信仰を解明する。 序章 祭祀と供犠の比較文化序説  第1部 動物供犠と日本の祭祀 1 イケニヘ祭祀の起源ー供犠論の日本的展開のために 2 動物供犠の日本的形態ー古代中国との連続と差異をいとぐちに 3 狩猟民俗の身体観ー〈食〉と〈生命〉のアルカイスム 4 非稲作の祭祀と神饌ー〈自然〉と〈聖地〉のかかわりから 第2部 日本宗教のなかの人と動物 1 古代呪術と放生儀礼ー仏教受容のアニミズム的基盤 2 祭祀のなかの神饌と放生ー気多大社「鵜祭」の事例を手がかりに 3 殺生肉食論の受容と展開ーとくに近世真宗教団の問題として 4 供犠の文化/供養の文化ー動物殺しの罪責感を解消するシステムとして 5 動物供養と草木供養ー現代日本の自然認識のありか 第3部 柳田国男の供犠理論 1 人身御供と人身供犠ー柳田国男と加藤玄智の「人身御供」論争から 2 「一目小僧」の供犠解釈ーその意義と限界をめぐって あとがき

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