
ロシア極東 秘境を歩く
北千島・サハリン・オホーツク
相原 秀起
2016年11月30日
北海道大学出版会
3,080円(税込)
人文・思想・社会
探検部出身の記者が,ロシアの秘境,北千島の占守島・幌筵島やサハリンの旧国境線跡から東シベリア・北極圏まで,道なき道を歩き,日ロの知られざる歴史の跡や現地のいまを伝える。 かつて日ロの国境線が引かれていた北千島には70年前の激闘の跡が生々しく残り,サハリンの旧国境には国境標石の台座の残骸が草に埋もれていた。東シベリアでは2世紀前に漂着し苦難の末に帰国した大黒屋光太夫の足跡を追い,北極圏の永久凍土がつくる絶景の中でマンモスの化石を探した。足を踏み入れることが難しい場所へ,現地の人々と交流しながらたどり着き,知られざる事実を明らかにする様子を,取材秘話と臨場感を交えて描く。 はじめに 第一章 はるかなる北千島 一 最果ての島・占守島へ 占守海峡/幌筵海峡を越えて/片岡飛行場/国端崎 二 70年前の激戦地 竹田浜/四嶺山 三 変わりゆく幌筵島 改善する島の暮らし/北海道との交流/自信あふれる地区長 第二章 知られざるサハリン 一 「国境の町」安別へ 国境標石の跡を捜せ/安別観測所 二 流転の標石たち 4号標石の行方を追う/2号標石の日本帰還/終戦前後の樺太/3号標石の謎 三 資源開発のはざまで プリゴロドノエの巨大プラント/サハリンのいま 第三章 シベリアの荒野へ 一 オホーツク 大黒屋光太夫の足跡を訪ねて 二 北極圏の旅 細石刃とマンモスハンター/冷凍マンモス「ジーマ」/寒極の村ベルホヤンスク/ウラハン・スラル/たどり着いた大陥没地 三 マンモスと光太夫を追って ユカギル・マンモスとの対面/光太夫が暮らした町 おわりに
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