雪腐病

松本直幸

2013年10月28日

北海道大学出版会

4,950円(税込)

ビジネス・経済・就職

雪腐病について生物学的および農学的な説明が加えられる。すなわち、積雪下環境において、個々の雪腐病菌の活動や積雪の不安定さに対する対処法を解説するとともに、低温耐性機構、宿主植物の抵抗性メカニズム、防除法などについて、言及する。 はじめに 第1章 概  論 1. 雪腐病とは  雪腐病の被害 / 雪腐病菌の生活史 / 積雪下環境 2. 積雪下という生態系  リターの分解 / 物質の循環 / 多様性の維持 3. 氷雪圏における微生物ーー用語の定義  生理的な問題 / 生態的な問題 第2章 生態と生理 1. 生存戦略  個体性 / 個体群構造 2. 積雪の予測性  菌核の発芽 / 菌核のサイズ 3. 耐凍性  代謝 / 耐凍性 / 耐凍性メカニズム 第3章 各  論 1. Typhula spp.   交配不和合性因子 / ニッチの分化 / 雪腐褐色小粒菌核病菌(Typhula incarnata) / 雪腐黒色小粒菌核病菌(Typhula ishikariensis) / Typhula phacorrhiza 2. Sclerotinia spp.   雪腐大粒菌核病菌(Sclerotinia borealis) / 双子葉植物の雪腐病菌(Sclerotinia nivalis) / マメ科牧草の菌核病菌(Sclerotinia trifoliorum) 3. 紅色雪腐病菌(Microdochium nivale)  分類学上の問題 / 生態的特徴 4. 褐色雪腐病菌(Pythium spp.) 5. その他担子菌性雪腐病菌  スッポヌケ病菌(Athelia sp.) / LTB(Coprinus psychromorbidus)  第4章 抵 抗 性 1. 圃場からの事実 2. 室内検定 3. 抵抗性メカニズム  ハードニング / 貯蔵養分 / 抵抗性反応 / むすび 第5章 防  除 1. 農薬による防除  ボルドー / 有機水銀 / PCP,PCNB,チオファネートメチル / 新合成殺菌剤,混合剤 2. 生物防除 3. 耕種的防除  栽培管理 / 品種 / 北米における事情 4. むすび おわりに 索  引

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