民主化に挑んだ台湾

台湾性・日本性・中国性の競合と共生

林初梅 / 黄英哲

2021年4月20日

風媒社

3,300円(税込)

人文・思想・社会

抑圧された「虚構」の世界から脱けだし、競いあい、ぶつかりあい、対立する、自由で多元的な文化状況が生み出した、民主化台湾の価値観とは。 序 論 台湾の民主化運動──虚構との闘い 林初梅 第1部 民主化への道のり 第一章 台湾民主改革過程の再検証と解決が待たれる歴史問題 薛化元(村上享二訳) 第二章 台北高等学校と台湾の民主化──辜振甫の姿をとおして 所澤潤 第三章 台湾民主化と本土化の合流と共生 李福鐘(村上享二訳) 第2部 民主化の前夜 第四章 流用と統合──戦後台湾における台湾研究の展開 黄英哲 第五章 一九四〇年代〜一九六〇年代の台湾漫画 ──政治、イデオロギー、文化の場の競合 李衣雲(石田卓生訳) 第六章 東アジアの初期ロック受容と「伝統」の創造 ──『牯嶺街少年殺人事件』の音楽から 西村正男 第七章 不在のエクリチュールと歴史への臨場 ──楊牧「ある人が私に公理と正義について聞いた」を読む 三木直大 第3部 民主化が生み出した「台湾」 第八章 台湾民主化のもとでの学術研究 ──新清史を例として 李明仁(野口武訳) 第九章 台南の郷土研究における戦前と戦後 ──日本統治期から国民党統治期、さらに民主化・本土化の時代へ 大東和重 第十章 台湾華語の現在と行方 ──台湾人アイデンティティの一要素としての可能性を探る 林初梅 編集後記 黄英哲

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