明智光秀

史料で読む戦国史3

藤田達生 / 福島克彦

2015年10月10日

八木書店

5,280円(税込)

人文・思想・社会

足利義昭から信長へと主君を替え、信長の勢力拡大に大きく貢献しながら、本能寺の変で信長を殺害。秀吉との戦いに敗れた「山崎の戦い」など、数多くの歴史上の大舞台に立ちながらも、出自や経歴などは杳として知れず、謎に包まれた戦国武将・明智光秀。その生涯を、史料に基づいて徹底検証する。 【本書の特長】 ●光秀の発給した文書174通を収集・翻刻。さらに、原文書の写真約30点を併載。光秀の行動や性格、心情を知る上で、まず最初に手に取るべき基本文献。 ●偽文書かどうか、あるいは年次比定はいつか。論争のあった文書を花押や書札礼など多方面から徹底考証。 ●収集史料の細部まで検証した、研究者による最新の書き下ろし論考・コラムを収録(立花京子氏の論考のみ再録)。モノとしての史料の在り方を見つめ直し、周縁人物に注目することで光秀の姿を浮かび上がらせる。 ●近年話題となった石谷家文書から「本能寺の変」研究の新たな可能性も示唆。 ●収集史料の信憑性を十分に検討し、新たな光秀像を提示。もっとも有名、かつもっとも謎多き戦国武将の実像に迫る。 総 論ー明智光秀の生涯ー(藤田達生) ◆第1部 史料編 明智光秀文書集成 ◆第2部 論考編 明智光秀花押の経年変化と光秀文書の年次比定(立花京子) 明智光秀の書札礼(小久保嘉紀) 〔コラム〕岐阜県の明智光秀(小久保嘉紀) 戦国政治と足利将軍(山田康弘) 〔コラム〕戦国時代における足利将軍とその周辺(山田康弘) 明智光秀と小畠永明ー織田権力期における丹波の土豪ー(福島克彦) 織田停戦令と派閥抗争(藤田達生) 本能寺の変研究の新段階ー「石谷家文書」の発見ー(藤田達生) 足利義昭の上洛戦ー「石谷家文書」を読むー(藤田達生) ◆付  録 明智光秀略年譜 明智光秀発給文書一覧 参考文献

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