百年のチャランケ
アイヌ民族共有財産裁判の記録
「アイヌ民族共有財産裁判の記録」編集委員会
2009年8月1日
緑風出版
6,600円(税込)
人文・思想・社会
国にあらゆる財産や仕事を一方的に取りあげられ、あまりに悲惨だからわずかの土地と仕事の糧を与えてやるが、「おまえ達は『旧土人』で無能力だから管理は出先の役人がやってやる」-こうして明治から北海道庁が管理してきたアイヌ民族共有財産。アイヌ文化振興法の成立で返還されることになったが、杜撰かつ不正な管理で、財産は雲散霧消、あるものはこれだけで締めて130万円という。あまりの理不尽にアイヌ民族は不正・不法を訴えるが、行政を弁護する司法の前に裁判は破れる。本書は、アイヌ民族の尊厳と人権を懸けた“百年のチャランケ=談判”裁判闘争の全記録であるとともに、今日の日本国家によるアイヌ民族蔑視・差別の構造を余すところなく明らかにする。
本棚に登録&レビュー
登録しました。
close
ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
シェア
X
LINE
リンク
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
© Rakuten Group, Inc.
キーワードは1文字以上で検索してください
みんなのレビュー