
幻想の京都モデル 第1巻
中世学研究
中世学研究会
2018年6月25日
高志書院
2,750円(税込)
人文・思想・社会
京都は中世日本の最大の都市で、全国に大きな影響を及ぼしていたことは間違いないが、過大に評価しずぎではないのか! この懐疑から発した本書では、儀礼・仏像・かわらけ・石造物・学芸・庭園・官途など、京都の影響が強いとおぼしい分野を取り上げ、地方でのモデル受容のあり方を再検討し、「京都モデル」の限界と等身大の実像をめぐって議論する。 はじめに 鎌倉幕府の成立と“京都文化”誕生のパラドックス…桃崎有一郎(高千穂大学商学部教授) ─文化的多核化のインパクト─ 中世球磨郡の仏像制作と京都……………………………有木芳隆(熊本県立美術館学芸課長) ─「京都造像様式」の受容と地域社会─ 京都系土師器の周囲・周縁・外部………………………伊藤裕偉(三重県教育委員会) 石造物からみた関東と畿内………………………………本間岳人(池上本門寺霊宝殿学芸員) ─宝篋印塔を中心としたモデルの移動・変容・拡散─ 「戦国時代の文化伝播」の実態…………………………小川剛生(慶應義塾大学文学部教授) ─ 十六世紀の飛鳥井家の活動を通して─ 庭園遺構にみる戦国大名の志向性………………………佐々木健策(小田原城総合管理事務所) 中世における諸階層の官途受容…………………………木下 聡(東大大学院人文社会系研究科助教) ミヤコをうつす……………………………………………福間裕爾(福岡市博物館学芸専門員) 問題の所在と展望…………………………………………中島圭一(慶應義塾大学文学部教授)
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