殺しの時間

乱視読者のミステリ散歩

若島正

2006年10月31日

バジリコ

1,980円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会

ゴダードからオースターまで、ミステリと文学の境界線を自在に往来する“殺しの時間”。忘れられた作家の埋もれた小説を掘り起こし、あるいは異色作家の復権を訴えたりと、さらに気ままな文学散歩を続ける“失われた小説を求めて”。読書という最高の「暇つぶしkilling time」をこよなく愛する著者が、あたかも「千一夜物語」の語り手のように、次から次へと読者の前に差し出す魅力的な本の数々。どの頁をひらいても小説を読む喜びに満ち満ちた至福の読書エッセー。“ミステリマガジン”長期連載104回を完全収録。

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