イシューからはじめよ
知的生産の「シンプルな本質」
安宅 和人
2010年12月31日
英治出版
1,980円(税込)
ビジネス・経済・就職
MECE、フレームワーク、ピラミッド構造、フェルミ推定…目的から理解する知的生産の全体観。「脳科学×戦略コンサル×ヤフー」トリプルキャリアが生み出した究極の問題設定&解決法。コンサルタント、研究者、マーケター、プランナー…「生み出す変化」で稼ぐ、プロフェッショナルのための思考術。
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イシューの見極めが大事
Zホールディングス チーフストラテジスト安宅和人氏による10年の本。 圧倒的に生産性を高めるにはどうしたらよいか?本当に価値あるアウトプットを出すにはどうしたら良いか? やっているのは、限られた時間で、いかに本当にバリューのあるアウトプットを効率的に生み出すか?というゲーム。 価値のあるイシュー度の高い活動に絞り込み、アウトプットの質を高めることができるかを競う。 生産性を劇的に高めるために最も重要なのは、本当に意味のある問題=イシューを見極めること。 自分の置かれた局面で答えの出す必要性の高い問題に、明確に答えを出す。課題の質の高さと解の質の高さが、バリューのある仕事となる。 プロフェッショナルは、どこまで変化を起こせるかによって対価をもらい、評価される。どこまで意味のあるアウトプットを出せるかによって存在意義が決まる。 メッセージのストーリーラインの最後の確認として、エレベーターテストに対する準備を行う。30秒で複雑なプロジェクトの概要をまとめて伝える。 見極めるべきは何か?ケリをつけるべきは何か?を明確にする。 エッセンシャル思考に通ずるものがあり、本当に解決すべき問題に集中し、アウトプットの質を高めるというのは非常に納得した。毎日の中でイシューかどうかを自問自答しながら取り組みたい。
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わかった気になれるが現実はながなか難しそう
『答えありき』ではない、という筆者の言っていることはわかるが、現実には仮説に対してフェアに分析し、ときには仮説に反する答えを出すことも厭わないというのはなかなか難しい。 仮説はあくまで立ち上げ段階、分析・検討段階、まとめの段階で書き換えて磨いていくものとされているがそれでも仮説が180度変わることはないと思う。 良いイシューの条件として、答えを出せることが挙げているが、つまりそれは良い答えを持っていることに等しく、ニワトリとタマゴの問題のように思う。 イシューの立て方はWhyよりもWhereやWhat、Howを意識したほうが具体的になるというのはそのとおりだと思った。 コンサルの方法論的な書籍だと思った一方で、この方法によるアウトプットは個人差が出るし、プロフェッショナルなコンサルばかりでないことは注意しておきたい。
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読書記録
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(無題)
根性に逃げるな。 現場、一次情報、体験量がモノを言う。 現場現場現場現場現場現場現場。 肌で感じる。効率を求めない。 情報は頭打ちするので集め過ぎない。 イシュー度が高いものは100のうち1つか2つしかない。 いきなり最初から最も重要な問題は何か考える。「何に答えを出す必要があるのか」をまず考え、「そのためには何を明らかにする必要があるのか」という流れで分析を設計していく。独善的な見方では高い価値があるとはいえないことが多い。信頼できる人に相談するのがて手っ取り早い。 詳細な仮説を立てる。 正確に言葉に落とす。 イシューは状況で大きく動く可能性がある。 常識を否定する。 『深い仮説』『新しい構造』で説明する。 共通性、グルーピング、関係性、ルールの発見。 「で?」を繰り返す。 極端な事例を考えてみる。 『答えの出せる範囲で、最もインパクトのある問い』が意味のあるイシューとなる。 死角的なイシューを探す。 分析とは、比較である。
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下書き段階
前書き 「悩む」=答えが出ないという前提のもとに考えるふりをすること 「考える」=答えが出るという前提のもとに、建設的に考えを組み立てること 10分以上真剣に考えて埒が明かないのであれば、そのことについて考えることを一度止めたほうがいい。それはもう悩んでしまっている可能性が高い。 ■序章 常識を捨てる ★イシューから始めるという考え方 一般的な考え方とは異なる ・問題を解くより問題を見極める ・解の質を上げるよりイシューの質を上げる ・知れば知るほど知恵がわくより知りすぎると馬鹿になる ・一つ一つを速くやるよりやることを削る ・数字の桁数にこだわるより答えが出せるかにこだわる 上記分の前半が一般的な考え方 後半がこの本で紹介するイシューから始まる考え方である ★バリューのある仕事とは何か 仕事における生産性が一般的には不明瞭 この本でいう生産性の定義 仕事の生産性=アウトプット/インプット=成果/投下した労力・時間 安宅さんの中でのバリューのある仕事とは イシュー度と解の質が高いこと イシューの定義 A)2つ以上の集団の間で決着のついていない問題 B)根本にかかわる、もしくは白黒がはっきりしていない問題 ⇒AB両方の条件を満たすものがイシューとなる 注意:解の質とイシュー度を向上させるために一心不乱に大量の仕事(労働量)を行って解決してはいけない!
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(無題)
◎バリューのある仕事 ⇒解決する必要のある問題に答えを出すこと 〇「生産性」 ⇒どれだけのインプット(投下した労力と時間)で、どれだけのアウトプット(成果)を生み出せたか 生産性を上げたいなら、いかに労力と時間を削ったより多くのアウトプット(成果)をあげられるかが大事。 〇バリューの本質 ⇒「イシュー度」:課題を解決する必要生 「解の質」:イシューに対してどこまで明確に答えを出せるか ⇒イシュー度が大事。イシュー度の低い仕事は価値が0 〇根性に逃げるな ⇒労働時間なんてどうでもいい。価値のあるアウトプットが生まれればいい。「一生懸命やってました。」「昨日も徹夜でした。」といった頑張りは「バリューのある仕事」を求める世界では不要。 〇「成長は意味のあるアウトプットをきっちり出すことからしか得られない。」 〇サラリーマン⇒ビジネスパーソン⇒プロフェッショナル サラリーマン:時間ベースで給料を貰う ビジネスパーソン:会社には雇われているが、「ハンドルを握る側の人」。勤怠管理はあっても、マネジメント活動と日々のビジネス活動を通じたアウトプットにコミットして評価される」 プロフェッショナル:自分の技術、スキルで特定の価値の提供にコミットして、特定の顧客から報酬をえる人「どこまで意味のあるアウトプットを生み出せるか」 〇明確な言葉にできない考えは、結局のところ人に伝えることはできない。漠然としたアイデアしか浮かばない人は、主語と述語を明確にして、一体自分は何を言おうとしているのかを箇条書きで明確にする「イシューと仮説出し」を日々行う
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コスパで優先順位をつける、要素以外は省く
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コスパで優先順位をつける、要素以外は省く
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イシュードリブンは確かに最もシンプルで本質的。故に今までピックアップされてこなかったのかも
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本読むマン
(無題)
私にとってはかなり難しい内容の本だった。 課題解決に取り組む前に、本当にその課題は解決する価値があるのかということを問うことでバリューのある仕事をすることができる。 内容自体はかなり難しく、理解するのに時間がかかったりまだ完全に理解できていない部分もあるが、これからマーケティングに携わる身としては早い段階で読んでおいて良かった本だなと感じた。 あとは実践するだけなので例をあげながら身近なもので試していきたい。
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