ヘイロー（5）

２５２４年、人類が知りうる宇宙の果てにある植民惑星“ハーベスト”は、平和で豊かな農業用地だった。しかし、人類は聖地を侵害し、攻撃的な異星人である“コヴナント”の帝国へと踏み入ってしまったのだ。一隻のコヴナントによる私掠船と人類の巡洋艦との遭遇が、人類をその存続を賭けた戦争へと導いていく。さらに、ＵＮＳＣが管理するハーベストの植民領域では、“反政府活動”と呼ばれる人類同士の激しい内戦も繰り広げられていた。こうして市民の命は、熟練の腕を持つ海兵隊と、未熟な市民軍新兵たちとの混合軍に預けられた。この歪な軍隊の中で、群を抜く強さを持つ男がいた。彼の名はエイブリー・ジョンソン。後にマスターチーフを助け、数々の戦場を駆ける彼も、今はまだ若き二等軍曹だった。小説“新三部作”第二弾。