骨の記憶 七三一殺人事件

虚妄の栄光とウイルス兵器

福原 加壽子

2020年11月30日

言視舎

1,650円(税込)

小説・エッセイ

「この秘密は墓場までもっていけ」--そんな無法がゆるされるのか? どんな大義があろうと戦争は徹頭徹尾おぞましい。それを直視し、忘却してはならない。 フィクションを通じて、戦争犯罪の社会的隠ぺいの構造を問う意欲作。 [ものがたり]戦争孤児から苦学の末フリーのジャーナリストとなった紘一は、戦後の暗部からやがて「七三一部隊」の闇に引き寄せられていく。真実を追求する過程で逢着した行方不明だった姉の消息。物語は終戦間近の旧満州にさかのぼる。部隊の撤収時に何が起こったのか? そして隅田川の遺体はだれなのか?…… 1 紘一の戦後 2 新宿戸山の旧陸軍軍医学校跡地で大量の人骨 3 姉の消息 4 元軍医西田修介との面会 5 元七三一部隊員からの書簡 6 発掘人骨の真実 7 調査を求める会との接触 8 満州での出来事 9 発掘人骨と七三一部隊を追って 10 七三一部隊と現代の生物兵器、ウイルス兵器、ワクチン 11 元軍医佐伯との対峙 12 出版妨害 13 元軍医山村と佐伯 14 隅田川の水死体 15 警察の捜査 16 西田と佐伯の対決 17 藤井刑事の単独捜査 18 たった一人の野辺送り 19 遺言

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