山口組若頭暗殺事件

利権をめぐるウラ社会の暗闘劇

木村勝美

2002年2月27日

イースト・プレス

1,870円(税込)

人文・思想・社会

「彼の斜め後ろで、背の高い男が拳銃を構えているのが見えた。 最初の銃声が聞こえてから頭(かしら)が倒れるまでは、ほんの数分の出来事だった」 野上哲男は、血まみれの宅見勝を抱きかかえながら、ふたりの暗殺者に向かって、どなり声をあげた。 彼が記憶しているのは、そこまでである。(「はじめに」より) 複雑に絡み合う利権、組織内部の権力抗争、暗躍する許永中…。宅見若頭はなぜ狙われたのか。 ウラ社会の暗闘に肉迫する渾身のノンフィクション。

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