ドーナツを穴だけ残して食べる方法
越境する学問ー穴からのぞく大学講義
大阪大学ショセキカプロジェクト
2014年2月14日
大阪大学出版会
1,650円(税込)
人文・思想・社会
大阪大学が擁する幅広い研究分野を魅力的に紹介し、学問の懐の深さと考える愉しみを伝える出版&新しいスタイルの教育プロジェクト「ショセキカ」。「ドーナツを穴だけ残して食べる方法とは?」という学生たちの素朴な問いに、文理を問わず多彩な研究分野の大阪大学教員たちが挑む。常識を疑い、当たり前を覆すのが学問の醍醐味。ドーナツの穴から広がる奥深い知の世界にふみこんだアカデミックでユニークな回答に乞うご期待。 電子書籍も好評発売中! はじめに 第0 章 ドーナツの穴談義のインターネット生態学的考察 (松村真宏) 【第1 部 穴だけ残して食べるには】 第1 章 ドーナツを削るー工学としての切削の限界 (高田孝) 第2 章 ドーナツとは家であるー美学の視点から「ドーナツの穴」を覗く試み ( 田中均) 第3 章 とにかくドーナツを食べる方法 (宮地秀樹) 解説 〜次元の壁を超えてみる〜 第4 章 ドーナツの穴の周りを巡る永遠の旅人ー精神医学的人間論 (井上洋一) 第5 章 ミクロとマクロから本質に迫るー歴史学のアプローチ (杉田米行) 【第2 部 ドーナツの穴に学ぶこと】 第6 章 パラドックスに潜む人類の秘密 なぜ人類はこのようなことを考えてしまうのか? (大村敬一) 第7 章 ドーナツ型オリゴ糖の穴を用いて分子を捕まえる (木田敏之) 解説 シクロデキストリンってなに? 第8 章 法律家は黒を白と言いくるめる? (大久保邦彦) 第9 章 ドーナツ化現象と経済学 (松行輝昌) 第10 章 ドーナツという「近代」 (宮原曉) 解説 わかりやすい近代の話 第11 章 法の穴と法規制のパラドックス ー自由を損なう行動や選択の自己決定= 自由をどれだけ法で規制するべきなのか? (瀬戸山晃一) 第12 章 アメリカの「トンデモ訴訟」とその背景 (松本充郎) おわりに ショセキカのあゆみ 【世界のドーナツコラム】 Vol . 1 モンゴル ボーブを片手に「モンゴルの青」を生きる Vol . 2 インド どこか懐かしい庶民の味,ジャレービーとワーダー Vol . 3 アラブ 大陸を超えてアラブ世界をつなぐ,魅惑のお菓子 Vol . 4 イタリア イタリアに春の訪れを告げる,ゼッポラ Vol . 5 ハンガリー 苦難の歴史を乗り越えてーリボンを巻いたごちそうドーナツ Vol . 6 ドイツ ドイツと言えばパン?! 人々のこだわりから生まれた絶品おやつ Vol . 7 スペイン 実は甘くなかった! みんな大好き,チュロスの秘密 Vol . 8 タンザニア/東アフリカ 朝ごはんにぴったり! アフリカのおふくろの味,マンダジ Vol . 9 ブラジル あのドーナツはブラジルから?! ポン・デ・ケイジョの魅力
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