90分でわかるサルトル

ポール・ストラザーン / 浅見昇吾

2014年10月31日

WAVE出版

1,100円(税込)

人文・思想・社会

第二次大戦後、廃墟と化したヨーロッパ。人々の心に空いた精神的な空洞を埋めたのは実存主義だった。実存主義という哲学の代弁者、サルトルの作品は学生や知識人だけではなく、革命家や一般市民まで広く読まれ支持されることになる。サルトルの実存主義は行動の哲学であり、一人ひとりの人間を刺激し行為へと促すものであった。サルトルの手で実存主義は、権威と対抗し「自らの手で世界を変える」という行動に結びついたのである。

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