読んで考える日本語 10のトピック 中上級

森 美子

2022年6月30日

くろしお出版

2,420円(税込)

語学・学習参考書

日本人向けに書かれた「生の」文章を軸に、読解、語彙・表現練習、ディスカッション、考察、表現活動などを通して、日本語の分析力と運用力を養う。漢字、敬語、カタカナ語など「日本語」をテーマとした読み物で楽しく学べる。 ■「本書のねらい」より 本書は、中上級レベルの学習者が日本語について学びながら、日本語力を向上させることを目的としています。日本の言語学者が一般向けに分かりやすく論じた「生の」文章を軸として、学習者が日本語をめぐる数々の問題について考え、ディスカッションし、発信する中で、言語文化に対する意識を高めることがねらいです。 (中略) ある程度日本語の知識のある学習者が、それまでばらばらに覚えてきたことをまとめ、新たな問題意識をもって日本語に取り組める機会を提供します。同時に、読解、語彙・表現練習、ディスカッション、考察、表現活動と、段階的に学習を発展させることで、言語知識と運用力をバランスよく伸ばします。このような分析力と言語力を養うことで、自分で学習課題を立て、様々な学習ツールを使いながらも自力で日本語力を伸ばしていけるような自律した学習者を育てることをめざします。 第1課 言葉に敏感になろう  読み物:大野晋「意味の違い目を見る」『日本語練習帳』岩波書店1999 第2課 日本語らしい表現とは?  読み物:金田一春彦「他人への考慮」『日本語 新版(下)』岩波書店1988 第3課 ことばは文化を表す  読み物:鈴木孝夫「太陽と月」『日本語と外国語』岩波書店1990 第4課 漢字について考えよう  読み物:阿辻哲次「漢字の数/部首の不思議」『漢字再入門』中央公論新社2019 第5課 敬語を学ぼう  読み物:菊地康人「敬語の種類」『敬語再入門』講談社2021 第6課 カタカナはどんなときに使われる?  読み物:秋月高太郎「ココはカタカナで書くしかないデショ?」『ありえない日本語』筑摩書房2005 第7課 擬音語・擬態語はおもしろい  読み物:山口仲美「擬音語・擬態語に魅せられる」『犬は「びよ」と鳴いていた』光文社2002 第8課 ことばは変化する  読み物:井上史雄「ラ抜きことばの背景」『日本語ウォッチング』岩波書店1998 第9課 方言を見てみよう  読み物:大西拓一郎「「行くだ」「言うだ」のような言い方」『ことばの地理学』大修館書店2018 第10課 これからの日本語  読み物:庵功雄「マインドとしての〈やさしい日本語〉」『〈やさしい日本語〉と多文化共生』ココ出版2019 巻末 表現を使おう  文法用語/日本史時代区分 ニュースを伝える  表やグラフを説明する  比較・対比する  事実/意見を引用し支持する  事実/意見を引用し反論する  異なる見解を考察した上で自分の意見を述べる  インタビューし、その結果を報告する  アンケート調査をし、その結果を報告する  フィードバックする

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