調香師成瀬馨瑠の芳醇な日常

SKYHIGH文庫

端島凛

2016年11月30日

三交社(台東区)

748円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

高校二年生の白石颯太は、祖母のお見舞いの帰りに奇妙な店を見つける。『馥郁堂』と掲げられたそのアロマ雑貨店では、魔女のように美しい店主・成瀬馨瑠が珈琲を淹れていた。店内に入るなり「香りに敏感」だという馨瑠に首筋の匂いを嗅がれ動揺する颯太だったが、彼女に促されて祖母の病状や胸の内を打ち明ける。すると馨瑠は、あるものを持ってきてもらえれば颯太の力になることができるかもしれないと言い出しー。調香師と男子高校生が織りなす、香りにまつわる六つの物語。

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