ExtrART file.26

FEATURE:リアルを紡ぎ出す

アトリエサード

2020年9月28日

アトリエサード

1,320円(税込)

ホビー・スポーツ・美術

こんな作家に出会ってほしい…… ヴィジュアルをメインにした誌面構成で、既存のアートの価値観にとらわれず、展覧会レポなどを通して、個性的なアーティストや作品を紹介していく、少々異端派なアートマガジン、ExtrART(エクストラート)。 file.26でフィーチャーしたのは「リアルを紡ぎ出す」。 リアルとは何だろう。 写実的なリアル表現から、実感としてのリアルさ、 そして心の中に生み出されるリアルなど…… さまざまな向き合い方、さまざまな手法で紡ぎ出されたそれぞれのリアルーー。 これ以外にも多彩な表現をピックアップしました! ※表紙はアクリルによる絵画作品です。 ◎戸泉 恵徳《絵画》  〜ミリタリーのイメージとは真逆の色を考え、ピンク色の兵士を描いた〜  ★写実を極めつつ、リアリティのない戦争を虚しさを込めて描く  /文・志賀信夫 ◎建石 修志《絵画》  〜元々色彩よりも形象に惹かれ、鉛筆画には精神のようなものが浮かびあがると感じる〜  ★さまざまな技法・材料を使い分けながら探求される、硬質な幻想世界  /文・志賀信夫 ◎山中 綾子《絵画》  〜ひとつになり、依存し合うことの幸せと苦しみ〜  ★単純に言語化出来ない、割り切れない感情や状況に心を寄せた世界 ◎田川 弘《フィニッシュワーク》  〜平面のキャンバスでやっていたことを、立体キャンバスに置き換えた〜  ★実体顕微鏡まで使い、ミクロレベルの塗装や植毛などを駆使、極小の世界でリアルを追究  /文・志賀信夫 ◎中島 綾美《絵画》  〜果たしてあなたは、この図像からどのようなイメージを紡ぎ出すだろう〜  ★“蒐集物”というさまざまな欠片を提示することで、観る者の脳裏に天使の像を結ぶ ◎PICK UP ARTISTS ◎蠅田 式《絵画》  〜日没教を信仰する日没の国へ、ようこそ〜  ★日の当たらない世界の方が生きやすい者たちのために、新しい宗教を創作 ◎四学科 松太《絵画》  〜耽美なその姿から薫る死の気配〜  ★枷から解放され、性別からも自由になった者たちの世界 ◎寺澤 智恵子《版画》  〜歪んだ建築空間に広がる静謐な夢幻世界〜  ★はるかなる心象の迷宮へいざなう幻想的な銅版画 ◎REPORT ◎吉田有花×宮崎まゆ子×きゃらあい「裏Kawaii」展  ・身体は、魂の抜け殻〜宮崎まゆ子  ・汚れた海も、美しく見えた〜きゃらあい  ・ネットの向こうにも、リアルな「個人」がいる〜吉田有花  ★自身の身に染み付いた「かわいい」を通して“リアル”を描き出す ◎INFORMATION ◎小野愛×竹下真澄×平井豊果「アポリアの休日」展  ・作品は、人の中の「人」に対面する入口〜竹下真澄  ・毎日1作品、絵を描き続ける〜平井豊果  ・千人針を縫うかのように、ひと針ひと針に思いを込める〜小野愛  ★日常に向き合い、日々を積み重ねることで生まれてくる表現 ◎萌木ひろみ×生熊奈央「モルペウスの共生」  〜遠い幻想の向こうを覗き見る〜  ★耽美と異形の深淵を夢想させる濃密な世界 表紙及び目次背景/戸泉恵徳 《影ナキ者タチ》 執筆者名を省略した記事/文・沙月樹京

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