ガリポリ
第1次大戦における最大の勇気と最大の愚行
アラン・ム-アヘッド / 小城正
1986年12月31日
フジ出版社
3,737円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会
予期に反しトルコがドイツ側に立って参戦したのに伴ない、イギリス海相チャーチルは強力なリーダーシップを発揮し、アジアとヨーロッパを隔てるダーダネルス海峡を突破するとともに、ガリポリ半島に75万の兵力を上陸させるという大胆な作戦を計画した。第一次大戦において連合軍が最大の敗北を喫したこのガリポリ戦は、だが愚劣な作戦でも無謀な賭でもなかった。遠大な構想に基づく測り知れない可能性を秘めた作戦であった。イギリスの若き将兵はこの作戦に歴史の転換を感じ、血を沸きたたせて参戦した。国として初めて実戦に参加するオーストラリア・ニュージーランド軍将兵は周りの不安を払拭する働きをした。勝利は目前にあったのである。だがそれをイギリス側は知らなかった。現場の指揮官の信じられぬような行動、通信の壊滅的不備、ロンドンでの思惑、そしてちょっとした不運が交錯して、勝利はイギリスの掌中からころがり落ちた。「青ナイル」「白ナイル」で知られるヒューマン・ドキュメント作家ムーアヘッドの手になる、第一次大戦でもっとも数奇な運命をたどった作戦の全貌。ダフ・クーパー賞受賞。
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