鏡の影
佐藤亜紀
2000年7月31日
ビレッジセンター出版局
2,090円(税込)
小説・エッセイ
見えない力で絶版にされた文壇・出版界騒然の問題作を完全復刊。芥川賞受賞作との関係は?-判断するのは読者である。評論家・小谷真理による解説「盗まれた知恵の果実」と、著者によるあとがき「『鏡の影』復刊の経緯」を、特別収録。本書は平野啓一郎『日蝕』が芥川賞候補に挙げられた直後、絶版にされた『鏡の影』の復刊である。
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(無題)
十六世紀西欧における異端審問をテーマとした幻想小説だが、歴史上実在した人物をモデルとしているので、歴史小説的な雰囲気も多分にある。解説によるとモデルとなっているのは、ブルーノではなくミゲル・セルヴェート(ミシェル・セルヴェ)だそう。この作者の華麗な文体は言うまでもないが、作品が上梓された時はまだ三十そこそこだったことを考えると、天才というものは存在するのだなと思わずにはいられない。所々に散りばめられた錬金術、カバラ、メフィストフェレス、ゴーレムといったテーマへの言及が嬉しくって仕方がない。内容文体ともにこれだけのレベルのものを日本語で読めるのは幸運だと思う。文句なく☆5つ。
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(無題)
十六世紀西欧における異端審問をテーマとした幻想小説だが、歴史上実在した人物をモデルとしているので、歴史小説的な雰囲気も多分にある。解説によるとモデルとなっているのは、ブルーノではなくミゲル・セルヴェート(ミシェル・セルヴェ)だそう。この作者の華麗な文体は言うまでもないが、作品が上梓された時はまだ三十そこそこだったことを考えると、天才というものは存在するのだなと思わずにはいられない。所々に散りばめられた錬金術、カバラ、メフィストフェレス、ゴーレムといったテーマへの言及が嬉しくって仕方がない。内容文体ともにこれだけのレベルのものを日本語で読めるのは幸運だと思う。文句なく☆5つ。
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(無題)
十六世紀西欧における異端審問をテーマとした幻想小説だが、歴史上実在した人物をモデルとしているので、歴史小説的な雰囲気も多分にある。解説によるとモデルとなっているのは、ブルーノではなくミゲル・セルヴェート(ミシェル・セルヴェ)だそう。この作者の華麗な文体は言うまでもないが、作品が上梓された時はまだ三十そこそこだったことを考えると、天才というものは存在するのだなと思わずにはいられない。所々に散りばめられた錬金術、カバラ、メフィストフェレス、ゴーレムといったテーマへの言及が嬉しくって仕方がない。内容文体ともにこれだけのレベルのものを日本語で読めるのは幸運だと思う。文句なく☆5つ。
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