こどもの本の使いかた
いっしょに読むからおもしろい
吹田恭子
2001年7月31日
ひとなる書房
1,760円(税込)
人文・思想・社会
こどもにとって本を読んだり、読んでもらったりすることにはどんな意味があるのだろう。児童書専門店という、こどもと本の最前線で四半世紀を歩んできて、今改めて“こどもにとっての本”をふりかえって考える機会に恵まれた。“こどもにとっての本”を整理するにあたって、実際にあった出来事をつないで考えるという方法をとった。幸い、一五年以上発行し続けてきた月刊情報紙『よもよもつうしん』には、おとなが目撃した、たくさんのこどもと本とのエピソードが寄せられている。また、こども自身が自分の意思で書いてくれた本への思いもある。それらをベースに、なんでもない会話の中からこぼれて出てきたものも織りまぜて編んでみた。
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