コルチャック子どもの権利の尊重

子どもはすでに人間である

塚本智宏

2004年6月30日

子どもの未来社

1,980円(税込)

人文・思想・社会

本書は、ヤヌシュ・コルチャックの子どもの権利に関する思想の紹介を試みるものである。筆者は彼の生涯並びに思想と子どもの権利条約との関係を明らかにしたいと考え、彼の第二次世界大戦でのシンボリックな死と条約成立の歴史の関係を跡付ける作業から始め、また、彼の子どもの権利思想を端的に表現するものと考えて1929年の「子どもの権利の尊重」を翻訳し、検討の対象に据えた。しかし、国内での他のコルチャック伝記研究に触発され、また、70年代末までのポーランドのコルチャック研究に支えられながら、むしろ1918〜20年の「子どもをいかに愛するか」の研究が不可欠と考えざるをえなかった。子どもの権利に関する彼固有の豊かな思想はこの作品のなかでこそ充分に展開されているのである。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

1

未指定

0

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください