
小商いのすすめ
平川 克美
2012年1月23日
ミシマ社
1,760円(税込)
ビジネス・経済・就職
『移行期的混乱』で、「有史以来初めての人口減を食い止める方策は、経済成長ではない。 それとは反対の経済成長なしでもやっていける社会を考想することである」と指摘した著者。 本書では、その社会のあり方として「小商いの哲学」を提示する。 「身の回りの人間的なちいさな問題を、自らの責任において引き受けることだけが、この苦境を乗り越える第一歩になる」 短期的ではなく長期的な視点での復興策を、血の通った言葉で書きつづった感動的な論考! 第1章 経済に蚕食された社会 第2章 街角のフォークロア 第3章 ちいさいことの意味 第4章 「経済成長」から「縮小均衡」の時代へーー東日本大震災以後 第5章 小商いのすすめ
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(無題)
2006年ぐらいから日本は、人口が減ってきている。「人口減少」という問題に注目して、そこの要素から考えると日本は経済成長が難しいのではないか。とするならば、経済成長しなくてもなんとかなる社会をどういうふうに構想すればよいのか、というのが問題意識として提言される。前著の『移行期的混乱』で、「有史以来初めての人口減を食い止める方策は、経済成長ではない。それとは反対の経済成長なしでもやっていける社会を考想することである」と著者は指摘した。本書では、その社会のあり方として「小商いの哲学」を提示する。成長ばかりを求めて会社を大きくするのではなく、ヒューマンサイズの経営、小商いがこれからの日本には必要なのではなかろうか、と言う事。常に拡大を求める市場型のグローバル資本主義への懐疑的な姿勢を基本にして、その主旨を展開する。著者の主張には首肯せざるを得ない、貴重な示唆に富む部分があるが、日本再生の決め手が「小商い」であるのかどうか、そんなに簡単なものではないと思う。
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