迷宮と宇宙

安藤 礼二

2019年11月15日

羽鳥書店

3,080円(税込)

人文・思想・社会

文芸批評の集大成。現世と幽冥を行き来する者たちの、壮大な文学史。平田篤胤とエドガー・アラン・ポーをめぐる「二つの『死者の書』」から始まり、ポーの多面性を繙きながら、鏡花、谷崎、土方、乱歩、三島、澁澤へと論が展開する「I 迷宮と宇宙」6編。折口を通底におきながら、賢治と久作を手繰りよせる「II 胎児の夢」2編。最後に、ポーからボードレールに及ぶ1編「III 批評とは何か」で、「解釈」(翻訳)そして「創作」について分析し、批評の世界を切り拓く。 1 迷宮と宇宙  二つの『死者の書』--平田篤胤とエドガー・アラン・ポー  輪舞するオブジェーー泉鏡花『草迷宮』をめぐって  人魚の嘆きーー谷崎潤一郎の「母」  肉体の叛乱ーー土方巽と江戸川乱歩  夢の織物ーー三島由紀夫『豊饒の海』の起源  未生の卵ーー澁澤龍彦『高丘親王航海記』の彼方へ 2 胎児の夢  多様なるものの一元論ーーラフカディオ・ハーンと折口信夫  胎児の夢ーー宮沢賢治と夢野久作 3 批評とは何か  批評とは何かーー照応と類似 後記/人名索引/文献一覧

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

0

未指定

0

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください