死に魅入られた人びと
ソ連崩壊と自殺者の記録
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ / 松本妙子
2005年6月30日
群像社
2,200円(税込)
人文・思想・社会
ひとりひとりの人生を飲み込んできたソ連という国家の崩壊のあとに、寄る辺なき社会へ放り出された人たち。自らの死を選ばざるをえなかった無名の人たちの肖像だけをじっと見つめ、社会主義国家という歴史から消えた巨大な亡霊といま一度向き合うインタビュー集。
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toruo
(無題)
「戦争は女の顔をしていない」が非常に良かった旧ソヴィエトのジャーナリストの作品。良かったと感想を書いたらこれも、とお友達が薦めてくれたので読んでみた。 内容はタイトル通りでソヴィエトという国家が無くなったために死を選んだ人達〜未遂で終わった人には本人から、成功した人には周囲の人から〜に何故そのような選択をしたのか、ということを聞き取り調査した記録。 収容所に入れられたり…いろいろ辛い思いをしても信じていた社会主義が崩壊したことで自身のアイデンティティまで崩壊していった人々のことが淡々と記録されている。優れたジャーナリストの作品にあるように、余計な意見を挟むことなく、取材した素材を編成することで物語を形成しており非常に興味深く読めた。彼女の他の作品も続けて読んでいくことにしたい。
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