精神看護の看護過程

水野 恵理子

2020年5月1日

サイオ出版

2,420円(税込)

「精神科の看護をどのように立てればいいのか悩む」「精神科は難しい」と悩む学生のために精神看護の手立てが少しでも見えてくるようになることを目的に、実習でよく出合う精神疾患について、その病態生理、事例と看護過程の展開の実際、患者さんとのかかわりを振り返るツールであるプロセスレコードの実際を盛り込んで解説する。 目次 第1章 精神看護とは 1 精神看護の領域 1.精神看護の定義と概念 2.精神医療の歴史と課題  諸外国の精神医療/わが国の精神医療   3.精神看護がめざすもの 2 対象のとらえ方 1.対象を理解するための手立て  患者の言葉の背景にあるものを知る/Beingの意味と実践/「まともさ」を信じる/患者にとっての病の意味を考える 2.精神機能とその異常  意識/知覚/記憶/知能/思考/言語/感情/意欲/自我意識 3 看護師の役割と技術 1.看護モデル  セルフケアに焦点をあてた看護理論/人間関係に焦点をあてた看護理論  2.精神科臨床におけるケアの原則(ケアの基本)  自我を脅かさず自我機能を高める/傾聴する/感情表出や情緒的交流ができる環境づくり/受容する/治療的な自己活用/ロールモデルになる/患者の健やかさや本来の姿を知る/患者ー学生関係の意識する 3.観察、情報収集、アセスメント  観察/身体状態の確認/患者の訴えに注意する/患者の全体像を把握する/患者を線で理解する/情報収集/アセスメント 4.対人関係における技術  コミュニケーション/共感/距離/信頼関係/プロセスレコード 4 精神看護学実習での学び 1.実習体制 2.学生の変化 3.カンファレンスの意義 第2章 看護過程の実際 1 統合失調症 2 気分障害 3 認知症 4 摂食障害 5 アルコール依存症 第3章 地域における生活支援 1 精神障害をもちながら地域で生活するということ 1.精神障害者の「生きづらさ」 2.精神障害を抱えてどのような状態になっているのか 3.社会生活の維持  医療の継続/精神科リハビリテーションとリカバリー/社会の理解 2 地域生活を支えるための資源 1.精神障害者を取り巻く現在の制度の成り立ち 2.関連する主な法律  1995年精神保健福祉 2013年障害者総合支援法 3.主なサービス  障害者総合支援法におけるサービス/精神保健福祉法における精神障害者保健福祉手帳/その他のサービス 3 家族への支援 1.家族に期待されること 2.家族の状況 3.家族の支援  精神障害(者)に関する適切な情報の提供/生活上の困難さの軽減 4.家族を理解すること

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