奇襲ー奪われた青春の私記

大橋 渡 / 野村芳夫

2020年7月10日

Pヴァイン

1,980円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会

発掘された、戦中の若き兵士の内面と戦闘の記録。戦後、75周年を迎えてついに公刊される、海軍航空隊のかつてない等身大の内実。 20歳そこそこで徴兵された茨城出身、日大グライダー部の学徒動員兵自身の体験した、詳細で生々しい戦闘記録が、いまようやくここによみがえる。 亡き父の残した手稿を再発見した子息が、現代の若者にこそ読んでほしい人間模様であると、現代仮名遣いに改め、読みやすく改行をほどこし、漢字をひらいて読者の便に供する、戦慄の私記。 1945年4月、南九州の小さな海軍航空隊基地での激烈きわまりない対空戦闘への参加、開始された沖縄戦にゼロ戦搭乗員として出撃。若年ながら単座戦闘機による沖縄本島への前代未聞の夜間長距離攻撃を見事、奇跡的に成功させ、生還するまでを描いている。 同時にこれは、特攻志願の実態を明らかにするばかりでなく、若き彼らの真情を吐露する、国に命を捧げざるをえなかった青春の物語でもある。 【解説】野村芳夫

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