
【POD】新吉捕物帳
大倉華子
2020年10月20日
捕物出版
1,738円(税込)
小説・エッセイ
戦前から戦後にかけて女流探偵小説作家として活躍した著者は、捕物作家クラブのメンバーでもあり、捕物小説も残している。 その代表的なシリーズが新吉捕物帳で昭和26年から昭和30年にかけて執筆された短編11編、掌編1編の存在が判明している。本書には「組屋敷のお化枇杷」から「龍紋の平打」に至る新吉捕物帳12編を作品年代順に掲載し、併せて捕物作家クラブのメンバーが共同執筆した伝七捕物帳のうちの、大倉華子が執筆した「身代り供養」と「美女の耳」を収録した。 これまで著者の捕物小説は断片的にアンソロジーに紹介されたことがあるが、まとまった形の単行本としては本書が初の刊行となる。
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