シュタイナ-危機の時代を生きる
学問・芸術と社会問題
ヴァルタ-・クグラ- / 久松重光
1987年2月28日
晩成書房
3,080円(税込)
人文・思想・社会
19世紀末から20世紀初頭、混迷のドイツにあって人間存在の意味をラジカルに問い続けたR・シュタイナー。建築、美術、オイリュトミー、詩、演劇、音楽などの芸術の分野、社会問題での“三層化運動”など、その仕事は実に多方面に広がっている。それらが個別のものではなくアントロポゾフィーを軸に、有機的に結びつき、一つの体系をもつことを本書は明らかにする。新進気鋭のシュタイナー研究者であり、教育の実践家でもあるW・クグラーによるこの注目のドキュメントは、収録された多くの資料で、危機の時代を生きたシュタイナーの息づかいを生々しく伝えている。
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