〔電子〕高村光太郎大全

高村光太郎

2015年1月26日

古典教養文庫

200円(税込)

人文・思想・社会

(この作品集について) この作品集は、第一部詩集と第二部随筆評論の二つの部分からなります。 第一部は、 一、道程 二、道程以降 三、猛獣篇 四、猛獣篇と同時期の作品 五、造形篇 六、千恵子抄 七、典型 の七つの部分からなります。 第二部は、高村光太郎の随筆と評論を収録しました。 以下の作品が収められています。 木彫ウソを作った時 小刀の味 自作肖像漫談 九代目団十郎の首 人の首 能の彫刻美 蝉の美と造型 ミケランジェロの彫刻写真に題す 触覚の世界 回想録 美の日本的源泉 緑色の太陽 (私はさきごろ) 黄山谷について 書について 装幀について 顔 珈琲店より 気仙沼 詩について語らず 自分と詩との関係 啄木と賢治 ヒウザン会とパンの会 美術学校時代 山の秋 山の春 山の雪 開墾 (高村光太郎について) 高村光太郎は、明治十六年(一八八三年)東京市下谷区に生まれました。父は、高名な木彫彫刻家高村光雲です。本名は、光太郎(みつたろう)と言います。幼い頃から父の薫陶を受け、優れた彫刻の才能を示しました。また、若くして詩作を始め、その分野でも才能を見せました。 一九〇二年、東京美術学校を卒業、一九〇六年から、アメリカ、イギリス、フランスに留学し、一九〇九年に帰国しました。一九一四年に、詩集「道程」を出版し、同年長沼智恵子と結婚しました。(ただし、入籍は後年になるまでしなかったと言われています)。一九二九年、智恵子の実家が破産、次第に智恵子の健康状態が悪くなり、後に統合失調症を発病し、一九三八年死去しました。 一九四一年、詩集「智恵子抄」を出版しますが、戦争中は戦意高揚のため、戦争協力詩も多く書きました。 一九四五年、空襲のため多くの彫刻やデッサンを失い、岩手県花巻市の宮沢清六(宮沢賢治の弟)方に疎開しました。ここも空襲を受けたため、花巻郊外の大田村山口に粗末な小屋を建てて移り住みました。以後七年間、独居自炊の生活を送りました。 一九五二年、青森県より十和田湖畔に建立する記念碑の制作を依頼され、東京都中野区に転居して制作にあたりました。 一九五六年、自宅アトリエで肺結核のため死去しました。 (古典教養文庫について) 古典教養文庫は、日本のみならず広く世界の古典を、電子書籍という形で広めようと言うプロジェクトです。以下のような特長があります。 1、古典として価値あるものだけを これまで長く残って来たもの、これから長く読み継がれていくものだけを選んで出版します。 2、読みやすいレイアウト 文章のまとまりを、適切な改ページで区切って、Koboはもちろん、iPhoneやAndroidなどのスマートフォン、iPadなどのタブレットでの読書に最適化しました。また索引を付けましたので、目次から直接アクセスできます。 青空文庫をベースとしている場合も、適切に処理してありますので、そのまま青空文庫の物をダウンロードして読むよりも格段に読みやすくなっています。 3、美しい表紙 プロのデザイナーによる美しい表紙をつけました。書籍と関連づけられた美しい表紙で、実際の本を読むような感覚に浸れます。 4、スピーディーな改版 紙の本と違い、誤植の修正や改訂などすぐに対応でき、刻々と進化を続けます。 5、手に入れやすい価格 「価値ある古典こそ低価格で」のモットーから、古典教養文庫は、一番高い物で300円で、そのほとんどが100円となっています。

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