〔電子〕関東戦国史 北条VS上杉55年戦争の真実

黒田 基樹

2017年1月25日

KADOKAWA

739円(税込)

人文・思想・社会

信長の出現、秀吉の天下統一で、戦国は終焉を迎えた。天下取りの舞台は西日本にあったといわれてきたが、戦乱の始まりも終わりも、実は関東の動向が基準になっていた! 関東の動きをなぞるように、畿内では室町幕府の秩序を脅かす下剋上が頻発した。関東の覇権戦争の中心にいたのが西から来た新勢力の北条氏、旧来の関東秩序勢力である山内上杉氏・扇谷上杉氏である。両氏の関東支配権を賭けた争いから中世史の真相に迫る。プロローグ 「日本の副将軍」対「関東の副将軍」ー北条氏への改称と関東管領家の誇り第一章 北条氏綱と両上杉氏の抗争第二章 北条氏康と両上杉氏の滅亡・没落第三章 上杉謙信はなぜ関東に襲来したのか?第四章 「国衆」が左右する関東戦国史第五章 国衆を困惑させた「越相同盟」第六章 信玄の猛攻と北条氏の危機第七章 北関東の攻防戦と謙信の死エピローグ 消滅した「関東の副将軍」ー新たな抗争の枠組みへ※本書は、『戦国関東の覇権戦争盻眇北条氏VS関東管領・上杉氏55年の戦い』(洋泉社、二〇一一年)を改題し、文庫化したものが底本です。

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